John 3 (JTRV)
From Textus Receptus
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28我はキリストにあらず、されど我は彼の前に使わされし者なり、と我がいいしことを、汝等は親しく我がために証す。 | 28我はキリストにあらず、されど我は彼の前に使わされし者なり、と我がいいしことを、汝等は親しく我がために証す。 | ||
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+ | 29花嫁をもつ者は花聟なり。花聟の友、立ち且つこれを聞く者は、花聟の声のゆえに喜をもて喜ばん。是の故にその喜、我のは満てり。 | ||
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+ | 30彼を必ず盛にせざるべからず、されど我をば衰えしめざるべからず。 | ||
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+ | 31上より来り給う者はすべてのものの上におわし、地よりある者は地のものなり、されば地につきて話たる。天より来り給う者はすべてのものの上におわします。 |
Revision as of 06:49, 8 June 2012
1 またパリサイの人々のうちにて、その名はニコデモ〔と云う〕人ありき、ユダヤ人の長なり。
2 此の者夜間イエスの許に到れり。かくて彼にいえり、ラビ我等汝は神より来り給いし師なることを知る、そは神もし彼と共におわさずば、汝の為し給う徴は、誰も為すこと能わざればなり。
3 イエス答え且つ彼に日えり。誠に誠にわれ汝に云わん、人もし更めて生まれずば、神の国を見ること能わず。
4ニコデモ彼に対いて云う、人〔はや〕老いぬれば如何にして生まるることを得んや。
5イエス答え給えり、誠に誠にわれ汝に云わん、人もし水と霊とにて生まれざれば、神の国に入り来ること能わず。
6肉にて生まれたるものは肉なり。霊にて生まれたるものは霊なり。
7われ汝に、必ず汝等は更めて生まれざるべからず、といいしことを異しむ勿れ。
8風はその欲するままに吹く、されば汝はその声を聞く。されど何処より来り、また 何処へ往くを知らず。すべて霊にて生まれたる者はかくの如し。
9ニコデモ答え且つ彼にいえり、如何にしてかかることのあり得べき。
10イエス答え且つ彼に日えり、汝はイスラエルの師なり、然るに此等の事を知らざるか。
11誠に誠にわれ汝に云わん、、即ち我等知る事を話たり、、また視し事を証す。然るにその証を汝等は受けず。
12我もし地なる事を汝等にいいしに、尚お汝等信ぜずば、仮令天なる事を汝等にいうとも、如何にして信ずべけにや。
13また天より降りし者、人の子、天に居る者の外に、天に昇りし者なし。
14またモオゼ荒野にて蛇を挙げし如く、その如く人の子を必ず挙げざるべからず。
15是れすべて彼を信ずる者の、亡ぶることなくして、永の生を有つためなり。
16. そは神はその子、独子を与へ給ふ程に、その如く世を愛し給ひたればなり。是れすべて彼を信ずる者の亡ぶることなくして、永の生を有たんためなり。
16. そは神(かみ)はその子(こ)、獨子(どくこ)を與(あた)へ給(たま)ふ程(ほど)に、その如(ごと)く世(よ)を愛(あい)し給(たま)ひたればなり。是(こ)れすべて彼(かれ)を信(しん)ずる者(もの)の亡(ほろ)ぶることなくして、永(とこしへ)の生(いのち)を有(あ)たんためなり。
17 そは神は世を裁くために、その子を世に使わし給いしにあらず、されど彼によりて世の救わるるためなりしなり。
18彼を信ずる者は裁からず、されど信ぜざる者は既に裁かれたり。そは神の唯子の名を信ぜざりしが故なり。
19また裁とは是れなり、即ち光は世に来れり、されど人々その光よりも、反って暗を愛したり、そはその行の悪しかりしが故なり。
20そはすべて悪を行う者は光を憎み、且つその行の糺さるることなからんために、光の許に来らざればなり。
21されど真理を行う者は、その行の神に在りて行われしことの顕わさるるために、光の許に来るなり。
22此等の事の後、イエスと弟子等とはユダヤの地に到れり。かくて彼は彼等と共にそこに逗まり、且つバプテズマしつつおわしき。
23またヨハネも、サリムに近きアイノンにてバプテズマしつつありき、そは彼処は水多かりしが故なり。されば人々詣り且つバプテズマせられたり。
24そは未だヨハネは檻倉に投ぜられざりければなり。
25是の故にヨハネの弟子等のうちの者と、或るユダヤ人との間に、浄に就きて論発りたり。
26かくて彼等はヨハネの許に到り、且つ彼にいえり、ラビ、ヨルダンの向側にて汝と共に在りし者、汝の証せし者、見よ、此の者バプテズマす。乃ちすべて〔の者〕彼の許に来るなり。
27ヨハネ答え且ついえり、もし天よりこれに与え給わざれば、人は何をも受くること能わず。
28我はキリストにあらず、されど我は彼の前に使わされし者なり、と我がいいしことを、汝等は親しく我がために証す。
29花嫁をもつ者は花聟なり。花聟の友、立ち且つこれを聞く者は、花聟の声のゆえに喜をもて喜ばん。是の故にその喜、我のは満てり。
30彼を必ず盛にせざるべからず、されど我をば衰えしめざるべからず。
31上より来り給う者はすべてのものの上におわし、地よりある者は地のものなり、されば地につきて話たる。天より来り給う者はすべてのものの上におわします。